アメリカのライス国務長官は10日、ワシントンでインドのムカジー外相と民生用原子力協定に調印しました。これにより、この協定は正式に発効されます。
ライス国務長官は調印式で、「協定への調印は、インドが国際舞台で認められたことを示している」との考えを示しました。また、ムカジー外相は「この日はインドとアメリカの関係にとって重要な一日だ」と述べました。
ブッシュ政権は一貫して、「米印の民生用原子力協定は、両国関係における画期的な出来事だ」と強調しています。一方、「核拡散防止条約」に加入していないインドとこの協定を結ぶことは、国際社会の不拡散プロセスへの大きな妨げになると指摘する声も上がっています。
|