ロシアのメドベージェフ大統領とEUの輪番議長国・フランスのサルコジ大統領との協議によって、10日までにグルジアに駐在するすべてロシア平和維持部隊が撤退することになります。これを受けて、ロシアの南オセチア駐在平和維持部隊のクラフメトフ司令官は8日、ロシアの平和維持部隊がこの日に全部南オセチアとアブハジア周辺の安全地区に撤退したことを明らかにしました。
ロシアのタス通信がによると、ロシアの平和維持部隊は現在、南オセチア衝突地域周辺の安全地域にある6つの基地から撤退しており、撤退は計画通り進めているということです。
また、別の報道によりますと、ロシアの平和維持部隊は同日、アブハジア国境付近にあるグルジアの村から撤退したとのことです。これを受けて、グルジアのメラビシヴィリ内務相は「グルジア内務省の警察はすでにロシア部隊が撤退した村に入っている」と話しました。
EUのソラナ共通外交・安全保障政策上級代表は8日、ロシアの平和維持部隊がグルジアから撤退することに歓迎の意を表しました。
また、フランス外務省は8日、グルジア問題に関する国際会議が15日にジュネーブで開かれることを明らかにしました。(東)
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