ポーランドのシコルスキ外相は11日、ワルシャワでロシアのラブロフ外相と会談しました。
会談後の共同記者会見で、シコルスキ外相は「ラブロフ外相の訪問は、ポーランドとロシアが対話と外交ルートによって問題を解決する願いがあることを示している。ポーランドは、ミサイル防衛基地の建設問題でいかに相互信頼を築くかについてロシアと交渉する準備が整った」と述べました。
これに対してラブロフ外相は「アメリカが東ヨーロッパでミサイル防衛基地を建設することは、ロシアにとって危ないことだ。アメリカの防衛戦略は、世界情勢のバランスを脅かすので、一部のEU加盟国が反対している。ロシア連邦の安全を保障するため、ポーランドでのミサイル防衛基地の建設を無視することはできない。それに対する立場も変わらない」と語りました。
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