アメリカとポーランドが14日、ポーランドへのミサイル防衛（ＭＤ）システムの配備計画をめぐる交渉で大筋合意に達したということです。

　ポーランドのシコルスキ外相が「アメリカは長期的なミサイル配備というポーランドの要望に応じた。ミサイルはポーランド防衛のために指定されたところに配備される」と述べた後、「アメリカは今後、ポーランドの軍隊の現代化建設に協力することになる。両国の協力がさらに新しい段階を迎える」と語りました。

　また、アメリカのペリノ大統領報道官は14日、「ブッシュ大統領はMDシステムの配備計画について、ポーランドと合意に達したことに満足の意を示した」と話した上で、「この計画はロシアに対抗するものではない。両国関係を緊迫化させることはおそらくないだろう」との考えを表明しました。