ロシア外務省のネステレンコ報道官は1日、「外国の軍艦が黒海で活動することは、情勢の安定につながらない」というロシア政府の立場を表明しました。
ロシアの報道機関によりますと、NATO・北大西洋条約機構の軍艦10隻あまりが黒海のグルジア海岸近くの水域をパトロールしているということです。これについて、ネステレンコ報道官は「証拠が示しているように、一部の国がグルジア軍に新たな装備を提供している。グルジアに届いた人道支援物資には軍備が含まれている」とし、グルジアへの武器輸送を禁止すべきだと強調しました。
さらに、ネステレンコ報道官は「ロシアは、EU・欧州連合と建設的な関係を発展させたいと主張しているが、これに『制裁』という文言を含めてはならない。『制裁』は好い結果をもたらさない」と述べました。(翻訳 朱丹陽)
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