タイの国民党などの中小党派は29日バンコクで、国民の力党主導の連立政権から離脱しない意向を示しました。
タイ首都圏警察は29日、サマック首相の辞任を求め大規模な反政府運動を展開している市民団体「民主主義市民連合」と衝突し、少なくとも10人が負傷しました。また、市民連合は地方組織を動員し、南部のプーケット、ハジャイなど3箇所の空港を封鎖しました。空港は利用客が出入りできない状態で、混乱はタイ各地に広がっています。
一方、サマック政権の連立与党6党は29日夜、政治危機打開に向けた会議を開きました。会議後行われた記者会見で、タイ国民党のバンハーン党首は、国民党などの中小政党は与党の国民の力党とともに連立政権を維持し、政権から離脱することをしない考えを示しました。
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