中国の温家宝首相は24日午前、北京五輪閉会式のために北京を訪れたモンゴル、ネパール、ドミニカの首相と会談しました。
温家宝首相とモンゴルのバヤル首相との会談では、両首相とも、来年中国とモンゴルの国交樹立60周年を迎えるのを契機に両国関係をさらに深めていく意欲を示しました。また、バヤル首相は「来年、中国の地震被災地の子供60人をモンゴルで休養させるために招待する」と語りました。
温首相は、ネパールのプラチャンダ首相と会談した際「ネパールが国情に合わせて決めた社会制度や発展の道を尊重する。ネパールの政治安定と経済発展の実現を信じている」と述べました。これに対し、プラチャンダ首相は「中国の主権や領土の保全を支持していく」と語りました。
またドミニカのスカーリット首相との会談で、温首相は「中国は、ドミニカを含むカリブ海諸国との関係発展を重視しており、今後、友好交流や互恵協力を強化し、共同発展を実現したい」と述べました。スカーリット首相は、中国からの経済、社会援助に感謝の意を表した上で、「一つの中国」という政策を堅持していくと述べました。(翻訳:鵬)
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