温家宝首相は8日午前、北京五輪開幕式に出席するオーストラリアやジブチ、タイ、ミャンマー、チャド、ロシア6カ国の首相とそれぞれ会談し、両国関係や共に関心を寄せる問題について意見を交換しました。

　オーストラリアのケビン・ラッド首相と会談した際、温家宝首相は「エネルギー分野での両国の協力と対話を強化していきたい」との考えを示しました。これに対し、ラッド首相は「オーストラリアは中国の長期的かつ、安定した協力パートナーになりたいと考えている」と述べました。双方は両国の自由貿易交渉を引き続き推進していくことを表明しました。

　ジブチのディレイタ首相との会談で、温家宝首相は「ジブチの経済発展や国民の生活改善をできるだけ支援したい」と述べました。ディレイタ首相は、今後も中国人民の立場に立つ考えを表明しました。

　タイのサマック首相との会談で、温家宝首相は「タイとの戦略的な協力、東南アジア諸国連合（ASEAN ）との友好関係を強化していきたい」と述べました。サマック首相は「両国関係の発展の推進に努力ていく」と表明した上、中国がASEAN との友好協力の強化で重要な役割を果したことを高く評価しました。（翻訳：董）