温家宝首相は8日午前、北京五輪開会式に出席するロシアやフランス、日本、オーストラリア、ジブチ、タイ、ミャンマー、チャド、パキスタンなどの国の首脳とそれぞれ会談し、両国関係や共に関心を寄せる問題について意見を交換しました。

　ロシアのプーチン首相と会談した際、温家宝首相は「共同努力を通じて、中ロの戦略協力パートナー関係の発展を推進していく」と述べました。これに対して、プーチン首相は「開会式はきっと忘れられないすばらしいものになると信じている」と述べた上で、北京五輪の成功を祈りました。

　日本の福田首相との会談の中で、温家宝首相は「中国は日本とハイレベルの往来を保ち、手を携えてグローバル化に対応し、経済貿易の協力を深め、両国人民の相互理解を強め、中日の友好を世々代々発展させていく」と語りました。これに対し、福田首相は「日本は、日中戦略互恵関係の発展に取り組み、双方が達成した各重要な共通認識を確実に実施し、両国関係の全面的発展を推進していく」と語りました。