中国全国人民代表大会の呉邦国委員長は18日北京で、五輪観戦のために北京入りしたモンテネグロのランコ・クリボカピッチ議長、アルジェリアのアブデルアジズ・ジアリ下院議長、日本の河野洋平衆議院議長とそれぞれ会談しました。
モンテネグロのクリボカピッチ議長と会談した際、呉邦国委員長は、「中国は、モンテネグロと長期的かつ全面的な友好協力関係を発展させることを非常に重視している。また、モンテネグロとともに、立法機関を含む各分野における友好往来を強め、共に発展するよう促していきたい」と述べました。
また、呉邦国委員長はアルジェリアのジアリ下院議長と会談した際、「五輪の競技は順調に行われている。中国は引き続き、国際社会との約束を履行し、北京五輪を特色のあるハイレベルな大会にする。アルジェリアとの国交樹立50周年を契機に、中国は、両国の戦略的協力関係の前向きな発展を推進していきたい」と語りました。
さらに、河野洋平衆議院議長との会談で、呉邦国委員長は、「5月には胡錦涛国家主席の日本訪問が成功裏に行われ、中日関係は新たなスタート地点に立った。中国全国人民代表大会は日本の衆議院との協力を一層強化し、両国の戦略的互恵関係の新たな発展を推進していきたい」との考えを示しました。これに対し、河野洋平衆議院議長は、「日本の各界はいずれも、北京五輪に注目し、支持している。日本の衆議院は、両国関係の全面的な発展を促すためにより積極的な役割を果たしたい」と述べました。(翻訳:洋)
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