グルジアのサーカシビリ大統領は15日、ロシアとの停戦合意文書に署名したと発表しました。
これは、サーカシビリ大統領がグルジアを訪問しているアメリカのライス国務長官と会談した後述べたものです。停戦合意文書によりますと、武力衝突を起こしたグルジアやロシア側などはそれぞれの部隊を8月6日以前の位置に撤退させるということです。席上、サーカシビリ大統領は、「グルジアにとって、重要なのは、臨時の停戦ではなく、いかに領土を守るかということだ。ロシア軍隊ではなく、中立的な部隊が現地を看視してほしい」と強調しました。
ライス国務長官は、「アメリカはグルジアの領土保全を支持する」とし、今後グルジアとウクライナのNATO(北大西洋条約機構)への加盟や、平和維持部隊の派遣などについて検討していくと語りました。
この日、アメリカのブッシュ大統領は声明を発表し、「ロシアは合意文書を守りグルジアから撤退すべきだ。グルジアの主権と領土は尊重されるべきだ」と述べました。
同じ日、ロシアのメドベージェフ大統領はロシアを訪問しているドイツのメルケル首相と会談した後、「ロシアの部隊は南オセチアの平和維持部隊の中で主導的な地位を占めるべきだ。南オセチアの市民は、ロシアの平和維持部隊以外に、いかなる国の平和部隊も信用しない」と語りました。(翻訳:李軼豪)
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