グルジアのサーカシビリ大統領は10日、国民に対してテレビ演説を発表し、「あらゆる努力を尽くして南オセチア危機を解決したい」と述べました。
ロシアのタス通信によりますと、グルジア外務省は10日、コミュニケの中で、「グルジア外務省はこの日から軍事行動を停止するという外交文書をロシア側に手渡した。グルジア軍はすでにこの日から南オセチアのツシンバリ地区で停戦し、衝突地区から撤退した。グルジア側は停戦や軍事行動の停止についてロシアと交渉したい」と述べました。
一方、ロシア外務省のホームページによりますと、ロシアのラブロフ外相は10日、グルジアのトケシェラシビリ外相と電話会談した際、「1992年の南オセチア停戦協定で規定された状態を回復するため、すべてのグルジア軍は南オセチア衝突地区から撤退しなければならない」と強調しました。
10日、国連安保理はグルジア情勢に関して第4回交渉を行いました。しかし、停戦問題で一致しませんでした。EU、アメリカ、中国、イギリス、フランス、イタリアは南オセチア情勢に関心を寄せ、各方面が自制を保ち、直ちに停戦するよう呼びかけました。(翻訳:玉華)
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