中国の胡錦涛国家主席は10日北京で、アメリカのブッシュ大統領と会談しました。この中で、胡錦涛主席は「中国はアメリカとの対話や交流を強化し、敏感な問題を適切に処理しながら、中米関係が健全かつ前向きに発展していくよう促したい」と述べました。
ブッシュ大統領は、北京五輪の開会式出席と競技観戦のために北京入りしていました。会談の中で、ブッシュ大統領は、北京五輪の開会式が成功裏に行われたことに祝賀の意を表しました。
また、両国関係について、ブッシュ大統領は「米中関係は重要性が高く、建設的かつ率直な関係にある。アメリカは中国とともに、両国関係の基礎を固めていきたい。米中関係はさらに発展していくと信じている」と語りました。
さらに台湾問題について、胡錦涛主席は「アメリカが台湾問題を適切に処理し、両岸関係の平和的発展を支持するよう希望する」と強調しました。これに対し、ブッシュ大統領は「アメリカは、両岸関係の改善に喜びを感じている」と述べました。
なお、この日は、温家宝首相と習近平国家副主席もブッシュ大統領と会談を行いました。(翻訳:コオリ・ミン)
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