中国外務省の劉建超報道官は30日北京で、「中国はアメリカに対し、国際関係の基本的な準則を遵守し、いかなる方式でも、いわゆる人権問題や宗教問題を利用して中国の内政に干渉することをやめるよう要求する」と述べました。
また、アメリカのブッシュ大統領が29日に反中国勢力のメンバーと会見したことに関する質問に対しては、「アメリカの指導者が反中国勢力のメンバーと会見し、中国の人権問題や宗教問題についてでたらめな発言を行ったことは、中国の内政干渉にあたるだけでなく、反中国勢力に誤ったメッセージを送ることにもなった。中国はこれに対し、強い不満と反対の意を表す」と表明しました。(翻訳:洋)
中国外務省 米下院の北京五輪決議採択に抗議
中国外務省は31日、アメリカ議会下院が採択した北京オリンピックに関連する決議案について、アメリカ政府と議会に抗議の申入れを行いました。
報道によりますと、アメリカ議会下院は30日、中国がいわゆる人権侵害やスーダンとミャンマー両国政府への支援を停止し、自由と開放というオリンピックの伝統の下で北京オリンピックを開催することを求める決議案を採択しました。
これに対し、中国外務省は「アメリカ議会下院は中国の反対にも関わらず、北京オリンピックに関する決議案を採択し、オリンピックを政治化し、北京オリンピックの開催を妨害する悪辣(あくらつ)な下心を暴露した。これはオリンピック精神を冒涜(ぼうとく)し、アメリカ国民を含めた世界各国国民の共通した願望に背いたものである」と批判しました。(ジョウ)
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