ドル高ユーロ安のため、国際原油価格は8日、大幅に下落し、ニューヨーク市場の原油価格は1バレル116ドル以下になりました。
この日、イギリス中央銀行と欧州中央銀行は予定通り金利を変更しないと発表しました。欧州中央銀行のトリシェ総裁は記者会見で、今後の金利の動きについては明らかにしませんでした。しかしトリシェ総裁は、「地域経済の成長率は下半期に一層低下し、同時に高いインフレ率が継続する可能性がある」と予測しています。市場側は「新しい状況が表われなければ、欧州中央銀行は今後数ヶ月間は、金利を変えない可能性がある」としています。上記の2行が金利政策を発表した後、ドル高ユーロ安になりました。
また、トリシェ総裁の「下半期の経済成長率が更に低くなる」と発言したことにより、市場側は世界経済の成長率が低下することで、世界規模で原油需要が減少することを懸念しています。
ドル高と原油需要の減少によって、トルコ石油パイプラインの中断がもたらしたマイナスの影響がなくなり、ニューヨーク商業取引所の9月渡し軽質原油の価格は1バレル4.82ドル下落し、115.20ドルで引けました。またロンドン国際石油取引所の9月渡しの北海ブレント原油の価格は4.53ドル下落し、終値は1バレル113.33ドルでした。(翻訳:玉華)
|