一部の外国の要人や国際機関の指導者は7日、相次いで、北京五輪の成功を確信するとの考えを表明しました。

　欧州連合（EU）のソラナ共通外交・安全保障上級代表は五輪開催の前夜、中国の楊潔チ外相に書簡を送り、開催の成功を祈ると共に、「EUは中国政府が五輪の準備のために払った努力を高く評価しており、友情とスポーツの精神が融合された祭典の開催に期待している。北京五輪は中国とEU との良好なパートナーシップが新たな段階に入ったことを示すもので、双方は今後、より多くのチャレンジに共に対応していく」と述べています。

　福田首相は中国人記者の書面インタビューに答えた際、「今年は中国にとって北京五輪開催の年であり、改革開放30周年でもある。北京五輪は中国がこの地域と国際社会の平和、安定、繁栄のために寄与する意志と能力を示す場になるよう期待している」と述べています。

　五輪開幕式に出席するため、北京を訪れたバヌアツのカルコット・マタスケレケレ大統領はインタビューを受けた際、「北京五輪は史上最も成功した五輪になるだろう」と強調しました。

　トルコのムラト国務相は7日午後、選手村での国旗掲揚式に出席した後、北京五輪の準備活動に満足の意を示すとともに、世界の友情と平和を象徴する祭典の開催に強い期待を示しました。

　ウクライナのイワン・ワシュニク副首相は、中国国際記者のインタービューを受けた際、「中国政府は北京五輪のために多くの準備活動を行った。北京五輪は史上最も素晴らしいスポーツの祭典になるだろう」と述べました。

　国連のアヒム・シュタイナー事務次長は7日、「ボランティア精神を公共サービスの精神に転化したことは北京五輪が残す重要な遺産となるだろう。北京五輪は中国ひいては、世界にボランティア精神を推進する契機になる」と強調しました。

　ルーマニアのトライアン・バセスク大統領は7日、同国駐在中国大使との会見で、「ここ7年間、中国は五輪の準備に非常に大きな努力を払った。北京五輪は必ず成功するだろう」と述べました。（翻訳：董）