中国の胡錦涛国家主席は1日北京で、中国駐在海外記者の共同取材を受けた際、「北京オリンピックによる中国経済への効果を過大視してはなたない」と述べました。
胡錦涛国家主席はその中で、「オリンピック開催が北京の経済と社会の発展を大きく推進することに疑問はない。しかし、北京経済の総量は中国経済全体の極わずかな一部分にすぎない。このほか、今年に入って、中国では低温や氷雪の災害、四川大地震に見舞われた。中国経済は厳しい課題に直面している。また、当面、国際的な不安定要素が増えているため、中国経済が直面している困難は大きくなった。これに対し、中国は経済の安定的かつ比較的速やかな発展の維持や物価抑制をマクロ調整の主な任務にする。今後も改革開放を続け、環境保護や省エネ、廃棄物削減を確実に行い、国民生活の改善をいっそう重視していく」と述べました。(翻訳:董)
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