中国の楊潔チ外相は23日、いまシンガポールで開かれている中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)外相会議で、「当面、世界経済の成長速度は緩やかになり、石油や食糧の価格が高騰すると同時に、貿易保護主義が台頭し、自然災害が相次いでいるが、その中で中国とASEANは連帯と協力を強化すべきだ」と強調しました。
楊潔チ外相は、「これまでの1年、中国とASEANとの協力はかなりの進展を遂げている。双方の戦略的パートナーシップは絶えず強化され、各レベルにおける交流も好調であり、アジア諸国の協力と重要な地域問題や国際問題でも、良好な意思疎通や協調を保っている」と述べました
これに対して、各国の外相は、「ASEANと中国との関係は活力に満ち、大きな成果を遂げている。中国の発展は、ASEANに大きなチャンスを提供している。ASEAN各国は中国と共に、自由貿易区の建設を促し、区内の協調と協力を強化していく。そして、この地域の平和と安定を維持し、共同の発展を促していく」とした上で、四川大地震の被災者に慰問の意を示し、さらに北京オリンピックの成功を祈りました。(翻訳 朱丹陽)
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