第41回ASEAN・東南アジア諸国連合外相会議が21日、シンガポールで始まりました。シンガポールのリー・シェンロン首相は開幕式で挨拶し、「ASEANは一体化されたASEAN共同体建設のために引き続き努力しなければならない」と述べました。

　リー・シェンロン首相は、「ASEANは自らの発展に取り組むと同時に、地域および国際舞台における影響力をも重視しなければならない。地域の協力メカニズムとして、ASEANは有益な役割を果たすことができる」と述べました。

　リー・シェンロン首相はまた、「ASEAN一体化は、すべてのメンバー国の決定を待つ必要はない。また『ASEAN憲章』の実施も、すべての加盟国の批准を待つ必要はない。今回の会議では、憲章の二つの重要な部分、紛争解決メカニズムと人権機構について討議したい」と述べた上で、シンガポールの東南アジア研究所にASEAN研究センターを設立すると発表しました。（翻訳：ooeiei）