イランのジャリリ最高安全保障委員会事務局長は、18日、テへランで、「ジュネーブで行われるソラナ上級代表との会談を楽観視している」とし、この会談が建設的であるよう期待しました。
ジャリリ事務局長は、この日ジュネーブに赴く前に、「イランとEUは、アメリカ、イギリス、中国、ロシア、フランス、ドイツの六カ国の出した『包括的見返り案』とイランが出した核問題解決についての提案について話し合う。イランは、関係各方面がどのような姿勢をとるかは重要だと思っている。もし関係各方面が建設的姿勢で臨めば、これまでの失敗は避けられる」との考えを示しました。
アメリカがバーンズ国務次官をこの会談に参加させると決めたことを受けて、18日、イランのモッタキ外相は、「これは、前向きなシグナルだ」と評価しました。一方、アメリカのライス国務長官は、この日、「アメリカはイランとの交渉の前提条件を堅持しており、それはイランがそのウラン濃縮などの核活動を停止し、核査察を受けることだ」と述べました。(翻訳 朱丹陽)
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