全国政治協商会議副議長で、中国共産党中央統一戦線部長の杜青林氏はこのほど北京で、ダライラマの特使である、ロディ・ギャリ氏とケルサン・ギャルツェン氏の一行と会談しました。
その中で、杜青林部長は「ダライラマに対する政策は一貫して、明確である。対話の扉はいつも開いている。ダライ・ラマが民族や国またチベット族の福祉に有益なことをやりたいと思うなら、北京オリンピックの妨害や暴力犯罪活動、さらに『チベット青年会議』によるテロ活動を支持しないことを公の場で確約すべきである。また、チベット独立など国を分裂しようとする主張や活動を放棄すべきである」と述べました。
また、中央統一戦線部の朱維群副部長らも、特使一行と話し合い、具体的な問題について意見交換を行いました。
席上、朱副部長は「ダライ・ラマから積極的な反応があれば、年末前に、また接触する可能性がある」と語りました。
これに対して、特使たちは関係の問題について考え方を陳述した後、「今回の接触の様子をありのままにダライ・ラマに伝える」と話しました。
なお、北京滞在期間中、特使たちは北京オリンピックのスタジアムを見学したり、座談会でチベット学の学者と話し合ったりしました。
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