中国外務省の劉建超報道官は1日北京で、「中国は、関係国の指導者がいかなる方式であろうとも、ダライラマと会見することに反対する」と表明しました。
フランスのサルコジ大統領は30日メディアの取材を受けた際、「中国政府がダライラマの代表と新たな接触を行い、成果をあげれば、五輪開幕式への出席を考慮する。また、8月にフランスを訪問するダライラマと会見する可能性がある」と述べました。
これについて、劉建超報道官は記者の質問に答え、「北京五輪は、13億の中国人の大会であり、世界各国の人々の大会でもある。今回の五輪を成功させることは、中国人と全世界の人々の共通の願いである。チベット問題は、中国の内政問題であり、中国政府の関係部門がダライラマの代表と接触することは、中国内部の問題である。中国は、チベット問題を五輪と結びつけ、五輪を政治化することに反対する」との見解を示しました。
(翻訳:洋)
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