NATO・北大西洋条約機構は12日からブリュッセルで、2日間に渡る国防相会議を開き、コソボ問題やアフガニスタン平和維持問題、及びNATOの改革問題などについて討議しています。
コソボのアルバニア系当局は15日に新憲法を施行し、コソボ駐在国連使節団は権力をコソボ駐在EU使節団に引き渡します。しかし、ロシアの反対で、EU使節団はいまだに着任していません。NATOは「国連警察部隊が撤退したら、NATOが指導したコソボ平和維持部隊は国連警察の一部の任務を引き継がなければならなくなる。しかしNATOの軍隊は関連の訓練を受けたことがないため、その任務をうまくこなせないのではないか」と懸念しています。
また、今回の会議ではコソボのための治安部隊育成についても討議します。この件については、NATO加盟国にコソボ独立を認める国もあり、内部で意見の食い違いがあるということです。(翻訳:玉華)
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