3日間にわたって、ルーマニアの首都ブカレストで開かれていたNATO・北大西洋条約機構首脳会議は4日、閉幕しました。会議に参加した首脳たちはNATOの拡大やアフガン問題について結論を出した後、ロシアのプーチン大統領と会談を行いました。
会談後の記者会見で、NATOのスヘッフェル事務総長は、「会談は建設的であったが、双方はNATOの拡大、アメリカの東ヨーロッパへのミサイル防衛システム(MD)配備などで意見の食い違いが依然として残っている」と述べました。
一方、プーチン大統領は、NATOの拡大はロシアへの直接的な脅威であるとの見解を改めて示した上で、NATOが存在する合理性に対して再び疑問を提出しました。プーチン大統領はまた、「ロシアはNATOと建設的な協力を行いたいが、それはロシアの利益に合うものでなければならない」と述べました。
なお、当日の会談で、ロシアは、ロシア領通過によるNATOアフガン駐留部隊への物資の鉄道輸送に同意しました。(翻訳:ooeiei)
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