NATO・北大西洋条約機構の報道官は14日ブリュッセルで、「新加盟国の選定はNATOが決めることで、NATO以外の国は干渉すべきではない」と強調しました。
この報道官はこの日の記者会見で、「NATOの拡張に関わる問題を判断する国は加盟国だけで、ほかの国ではない」と述べました。ロシアのプーチン大統領がこのほど、ウクライナのNATO加盟について警告しましたが、報道官の発言はロシアに対する反応だと見られています。
プーチン大統領は12日、ロシア訪問中のユーシチェンコ・ウクライナ大統領と会談した際、「ウクライナがNATOに加入したら、ウクライナをロシアのミサイルの標的にする可能性を排除できない」と警告しました。また14日に、プーチン大統領はクレムリンでの記者会見で、「米国がロシアの隣国を含む東ヨーロッパにミサイル防衛システムを配備すれば、ロシアは相応措置を取らざるを得ない」と改めて強調しました。(翻訳:KH)」
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