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食糧サミット、ローマで開幕
   2008-06-03 15:26:04    cri











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 FAO・国連食糧農業機関の主催による食糧サミット・世界の食糧安全保障に関するハイレベル会合が3日から5日まで、三日間にわたってローマで開かれています。会議には150余りの国や国際機関の責任者が出席しています。食糧価格が高騰する状況の下で、気候変動やバイオ燃料が世界の食糧安全を脅かしていることが会議の主な議題となっています。

 FAOの統計によりますと、現在、世界で飢餓にさらされている人口は8億6000万人に上り、飢餓を撲滅することは国際社会が長期にわたって努力する目標の一つです。しかし、現在、食糧の安全保障は食糧価格の高騰によってもたらされた試練に直面しています。これについてFAO 事務局長補佐のミュラー氏は、「農業はこれまでにない課題に直面しており、食糧価格はこの30年間で最高となった。過去数カ月の間に、都市部の貧しい人々は十分な食料を買えないため、不満を持ち、町では暴動が発生した。多くの国で社会問題になっている」と述べました。

 食糧価格の高騰によって、人々は食糧安全に不安を覚え、バイオ燃料への需要は車と人間との穀物争奪をもたらしました。これは食糧価格高騰の主要な原因の一つとされています。バイオ燃料の発展について、多くの専門家はこれが食糧の安全保障や世界の持続的な発展に影響してはならないとしています。これについてミュラー氏は、「食品への需要が高まる一方、バイオ燃料への需要も高まっている。農業はエネルギーを生産することができるが、農業にエネルギーを投入することも必要としている。このため、バイオ燃料の生産は必ず持続可能な発展の道を進まなければならず、食糧の安全に影響を与えてはならない」と述べました。

 しかし、バイオ燃料をどのように開発するかについて、各国の考え方は統一されていません。今回の会議で各国の考え方を統一できるかどうかについてミュラー氏は、「我々は各国がバイオ燃料の生産とその中に潜在するリスクへの認識や、バイオ燃料の生産が食糧安全に不利な影響を与えてはならないという認識で一致するよう希望する。このことを前提にして、我々は貧しい人々を圧迫しないバイオ燃料の生産方法を探すことができる」と述べました。

 また、農業生産が気候変動にいかに対応するかも会議の重要な議題の一つです。気候温暖化によって、深刻な自然災害が頻発し、世界の食糧生産に不利な影響を与えています。農業生産や森林の伐採による温室効果ガスの排出量は全排出量の30%以上を占めています。農業は気候変動に二重の役割を演じています。

 これについてミュラー氏は、「農業活動による温室効果ガスの排出は気候変動に影響する一方、農業活動は、気候変動に対応する方法にもなる。環境にやさしい生産方式を取れば、より多くの人の食料問題を解決できる。このため、国際的な気候変動に関する交渉では、農業を重要な位置に置くべきだ」と述べました。(翻訳:董)

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