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中国の食糧備蓄、安全ラインをはるかに上回る
   2008-04-28 16:18:31    cri











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 中家食糧局で食糧備蓄計画を担当している劉冬竹氏は、このほど記者のインタビューを受け、「中国の食糧備蓄は十分であり、FAO・国連食糧農業機関が定めた安全ラインをはるかに上回っている。中国は、食糧の自給自足を実現する能力が十分ある」と述べました。

 最近、食糧危機が世界的範囲で広まっており、多くの国が深刻な食糧不足に陥っています。FAO・国連食糧農業機関は、食糧備蓄が消費量の17%から18%を占めることを安全ラインとしていますが、統計によりますと、現在、世界の食糧備蓄はここ30年で最低の3億1000万トンとなり、去年の消費量の4.9%にしかならないということです。

 この状況について中国国家食糧局の劉冬竹氏は、「中国も食糧価格の上昇に直面しているが、食糧の備蓄は十分で、その消費量に占める割合は安全ラインをはるかに上回っている。ここ数年、世界では食糧生産の不安定や供給不足、在庫の減少、価格の急騰が続いているのと対照的に、中国では、穀物の生産量が4年連続して増加し、需給は基本的にバランスが取れており、備蓄も増加している。価格が上昇しても緩やかであくまで構造的な上昇である」 と述べました。

 劉冬竹氏によりますと、2004年、食糧の生産量が減少し、需給が緊迫したことを踏まえ、中国政府は、農業税を取消し、農民に補助金を支給するなど一連の政策を実施しました。これによって、農民の生産意欲が高まり、食糧生産が回復しました。穀物の生産量は4年連続で増加し、とりわけ2007年の生産量は5億トンを突破しました。現在では、1億5000万トンから2億トンの備蓄があるということです。

 食糧生産の好調ぶりを保つため、中国政府は、農業への資金投入を拡大し、今年は去年より200億元増やしています。これらの資金は、インフラ整備や灌漑設備の改善、農民への補助金などに使われます。

 劉冬竹氏は、食糧備蓄を確保することにより、中国は、食糧の自給自足を実現することができると述べた後、また「中国は、食糧について、基本的に国内の需要を確保する方針を実行している。ここ数年、中国の食糧の消費と生産は基本的にバランスがとれており、一部の年を除いて食糧の自給率は95%以上を保っている。我々にとって、食糧を輸入するのは、種類を豊かにし、食品に対する国民の多様な需要を満たすためである。実際、1990年代以降一部の年を除いて、中国は穀物の輸入はなく、完全な輸出国となっている」と語っています。

 劉冬竹氏によりますと、2008年、中国の食糧作付面積は増加し、生産量は5億トン前後と予想されています。これにより、中国政府は、小麦や米、トウモロコシなど主要な穀物の価格を確保することができるとしています。専門家は、異常な天候がなければ、中国の食糧生産は30年ぶりに、5年連続で増加することになるだろうと予測しています。(翻訳:鵬)

関連リポート
v FAO穀物上級アナリスト 「世界は食糧高騰から教訓を学ぶべき」 2008-04-25 16:56:56
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