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中国専門家、「穀物の確保には問題ない」
   2008-04-11 17:45:45    cri

 









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 このところ、世界の穀物価格の値上がりが社会各界の注目を集めています。これについて、専門家は「ここ数年、中国の穀物生産量は継続的に増産し、備蓄も絶えず増加していることから、中国は自力で13億人の食の問題を解決でき、中国の食糧安全保障は確保できる」と述べました。今日のこの時間はこの問題についてお伝えします。

 中国農業科学院の李寧輝博士は穀物問題の専門家で、このところの世界的範囲での穀物価格の値上がりの原因について次のように分析しています。李寧輝博士は「今回の値上がりは世界の主要な穀物生産地の天候不順による減産と関わりがあるだけでなく、多くの穀物生産国がエネルギー用作物の栽培に切り替えたため、穀物供給量の減少をもたらしたことが原因だ」と次のように述べました。

 「今までの穀物供給国、例えば、アメリカ、南アメリカの一部の国は穀物の耕地にトウモロコシ・サトウキビ・ヒマワリなどのエネルギー用作物を栽培している。これが世界穀物市場の供給減少をもたらした。供給の減少はもちろん市場価格を上昇させる」と述べしました。

 一部の海外メディアは「穀物価格の上昇は中国が大量に穀物を輸入しているせいだ」と見ていますが。これについて李寧輝博士は「これは全く根拠が無いものである。ここ数年、中国の穀物生産は数年連続して増産し、市場への供給にも余裕がある。長い間にわたって、中国の穀物の自給率は95パーセント以上を維持し、米の純輸出国でもある。税関のデータによると、大豆を除いた去年の中国の穀物の輸出量は980万トンを超えたのに対して、輸入量はわずか155万トンだった」と指摘した後、次のように述べました。

 「世界の穀物貿易における中国のシェアが非常に少ない。生産技術の向上に伴い、中国の穀物の単位面積当たりの収穫高は上昇傾向にあり、穀物の供給と需要が大体において均衡している。要するに中国は現有の土地資源・生産技術・生産環境によって、その穀物の自給にはまったく問題がない」と述べました。

 伝えられるところによりますと、2004年から2007年まで、中国の穀物生産量は4年連続して増加し、去年、穀物の総生産高は5000億キロを超えました。中国の備蓄穀物の水準は世界平均の2倍となっています。また李博士は「今年、中国南部地方が雪災害に見舞われたが、被害作物はほとんど野菜で、穀物生産への影響は少なかった。今後、大きな災害が起きなければ、今年、穀物生産は順調で、更に増産する可能性もある」と述べました。

 中国の温家宝首相はこのほど、河北省へ農業と春の耕作作業を視察した際、「農家の人に経済的利益を獲得させるため、これからも農業と穀物生産への支援に力を入れたい」と述べました。

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