胡錦涛国家主席は、1日、甘粛省の隴南に入り、被災住民をお見舞いしました。
この日、胡錦涛国家主席は隴南市第一人民病院の玄関の前に張られたテントで、負傷した人々や、医療関係者そしてパキスタンの国際医療チームのメンバーたちと話し合いました。
これに先立って、胡錦涛国家主席は、被害の大きかった陝西省の漢中市寧強県で、被災住民や救援関係者を励ますとともに、被災地の児童、全国の児童や関係事業を携わる関係者に、国際児童デーについて、祝賀の意を表しました。
胡錦涛国家主席は、「政府は必ずあらゆる手段を使って被災住民の生活を安定させるとともに、生産再開や町の復興建設を支援する」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
被災地の児童ら、避難所で国際児童デーを迎える
四川大地震発生後、四川省の成都市にある経済開発区には、「愛の園」という避難所が建てられ、700人あまりの被災住民が収容されています。そのうち、およそ100人が未成年者で、ここで、国際児童デーを迎えることになりました。
5月26日に、学校が再開しました。児童デーを楽しく迎えるため、「愛の園」の責任者は児童らにプレゼントを贈ります。
このほか、特別なイベントも企画されました。児童デーのこの日、子供たちは国際電話を通じてアメリカのNBAで活躍している姚明選手と話をすることになりました。(翻訳 朱丹陽)
中国政府、義捐金と救援物資への管理を強化
中国国務院弁公室は5月31日、通達を出し、地方の各級の政府や、関係部門が地震救援のための義捐金と物資に対する管理を強化するよう求めました。
この通達では、「四川大地震が発生した後、全国各民族人民、香港・マカオ・台湾の同胞、海外にいる中国人及び外国政府、国際組織と海外の友人が大量の義捐金と救援物資を提供してくれた。地方の各級の政府と関係部門は、これらに対する管理を強化し、寄付した側と寄付を受けた側の合法的な権利を守らなければならない」として、義捐金を口実とした詐欺などを取り締まり、義捐金と救援物資の管理に対する調査を行うよう求めました。(翻訳:周莉)
唐家山堰止め湖の土砂排除工事、完了
31日午後10時までに、四川省唐家山堰き止め湖付近の道路の緊急土砂排除工事が完了しました。
緊急救援指揮本部によりますと、31日午後10時までに、13万立方メートルの土砂や石を排除し、17キロの道路を開通させたということです。現在、一部の作業員は撤退し始めました。
一方、唐家山堰き止め湖の下流にいる綿陽市19万の市民は既に安全な場所に移されました。(翻訳:ooeiei)
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