グルジアからの独立を主張しているアブハジア共和国の上空で、4月20日、グルジアの無人偵察機が撃墜された事件で、グルジアのアラサニア国連駐在大使は30日、グルジアはアブハジア上空での無人偵察機の飛行を停止したと発表しました。
アラサニア国連駐在大使は、「国連から、無人偵察機の飛行がグルジアとアブハジアの停戦合意に違反したと指摘されたことを受けて、アブハジア上空での無人偵察飛行を停止した」と述べた上で、グルジアを訪問し現地の状況を調べるよう国連安保理に要請したことを明らかにしました。
一方、ロシアのチュルキン国連駐在大使は、グルジアの無人偵察飛行の停止を歓迎するとした上で、国連の報告で「撃墜はロシアの戦闘機によって行われた」と指摘されたことについて「証拠が足りない」と否定し、「ロシアは、この事件について徹底調査を要請する」と述べました。(翻訳:鵬)
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