アメリカ、グルジア及びウクライナなど関係各国は昨日(30日)、ロシアがグルジアのアブハジアへの平和維持部隊を増派することに懸念などを表明しました。
アメリカ国家安全保障会議のゴードン・ジョンドロー報道官は、「アメリカはロシアがグルジアのアブハジアへ平和維持部隊を増派することに関心を持っている」とのべました。
グルジアのサーカシヴィリ大統領とウクライナのユシチェンコ大統領はこの日、共同声明を発表し、この動きに懸念を表明しました。
両国の大統領は声明の中で、「ロシアはアブハジアと南オセチアとの関係を深めることによって、グルジアの領土保全に脅威をもたらした」とした上で、その平和維持部隊増加の決定を放棄するようロシア側に呼びかけると共に、平和的な手段でグルジアとアブハジア、南オセチアの衝突を解決するよう期待を示しました。
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