ネパールの制憲議会第一回会議が28日夜、圧倒的多数で決議を採択し、君主制の廃止とネパール連邦民主共和国の成立を発表しました。
決議は、国王のすべての特権を剥奪し、国王が15日以内に王宮から退去するよう求め、王宮を今後は博物館として使用することなどを決定しました。
コイララ首相は会議で、「今日はネパール新時代の始まりだ。各政党が引き続き協力し、互いに理解しあって、団結することを希望する」と述べました。コイララ首相はこの日声明を発表し、「制憲議会は民主的枠組みを作り、ネパール各界、組織、団体すべてが政治プロセスに参加できることを保証する」と述べています。
一方、国連のパン・ギムン事務総長はこの日声明を発表し、制憲議会の開催に祝賀の意を表し、ネパール各方面が協力を通じて新政府をできるだけ速やかに設立するよう呼びかけました。
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