衛生省の孫家海報道官は27日北京で、これまで四川など地震被災地では、重大な伝染病や突発の公共衛生事件は発生していないと発表しました。
孫家海報道官は、「大地震は被災地からの防疫状況報告システムなどを大きく破壊したが、関係部門は防疫関係者を増やし、携帯電話やネットなどに頼っての報告を強め、また、すべての被災地に臨時の避難所を設け、毎日、疫病への観測と防疫活動に努めてきた。いまのところ、結核、肝炎と下痢など伝染病を持つ病人が出たという報告はあるが、重大な伝染病の集中発生と突発の公共衛生事件の発生という報告はまだない」と述べました。
大まかな統計によりますと、27日正午までに、全国から約14万の医療関係者が被災地に赴いています。
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