5月19日午後、日本駐在の中国大使館には、悲痛な雰囲気が漂いました。中国国旗が半旗としてかかげられ、『四川大地震犠牲者を悼む』という横断幕が掛けられています。日本時間午後3時28分、中国大使代理である孔ケン佑公使をはじめとした中日両国の人たちは、遭難者を悼むため、3分間黙とうしました。
その場で、孔公使は、被災地にメッセージを送り、「被災地から遠く離れていますが、海外駐在機構のすべての人が、被災者と同じように苦しんでいます。多くの人が尊い命を失い、多くの家族が肉親を失いました。これを見て、心を痛みます。被災した人たちができるだけ早く新たな生活を取り戻すように祈ります。微力ながら、被災した人たちの再建にベストを尽くします」と語りました。
日本に20年間生活している瀋麗莉さんは、夫や二人の娘と一緒に追悼式に参加するとともに、お金を寄付しました。彼女は、「地震災害に直面している中国人の団結力と愛情に感動しました。温家宝首相は、地震が発生してわずか4時間後に現地に入りました。被災者を励ますとき話した言葉に感激しました。温首相は、『災難が起きている以上、克服しなければならない。政府と人民解放軍は、貴方たちの最も親しい親族になる』と語りました」と述べました。
19日午後の追悼式には多くの日本人が集まってきました。日本共同通信の石川聡社長も、その1人です。彼は、「犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、オリンピックを控えて、1日も早く復興、再建が軌道に乗ることを祈ります。再建にむけて、世界中に人々が協力する形で実施してほしいと思います」と語りました。
東京愛国高校の女子学生も、励ましと慰問のメッセージを寄せました。彼女たちは、「同じ年代のような学生たちがあんなことになってしまたことを心を痛めます。最後まであきらめずに頑張ってください」と語りました。
孔公使は、日本が支援してくれたことに感謝の意を表し、「四川大地震が発生してから、日本国内でも大きな反応が起きました。胡錦涛国家主席の訪日は、日本で積極的な効果をもたらしていると思っています。日本では、政府を初め、社会各界が、被災した人たちを応援してくれました。この活動は続いていくと思います。活動がこれは被災した人たちの力になるとともに、両国国民が友好を深めることにつながるよう期待しています」と述べました。(翻訳:李軼豪)
|