倒壊現場での黙祷ーー日本救助隊が北川で犠牲者を哀悼
19日午後2時28分、四川大地震の被災地の一つ、北川の中学校で、日本救助隊員60人と中国の救助隊員がともに3分間の黙祷を行いました。
ここは元々6階建てでしたが、地震で完全に倒壊しました。東京消防庁から派遣された田中一嘉さんは「生存者を救い出すことができずに非常に残念。瓦礫の中に倒れている人々、特に子供たちの姿を見ると心が痛む」と語りました。
18日、日本救助隊は中国の救助チームと協力して、このビルの西側の建物で十数時間にわたって救助を行い、16遺体を探し出しました。
田中さんは「もっと早く来られれば、多くの人を助られたのに」と語りました。
16日未明、日本救助隊31人は中国に到着した最初の外国救助隊として、直ちに救助活動に取り組みました。その後第二陣の隊員が17日到着し、救助に加わりました。
また日本救助隊は、青川から北川へ、昼夜を徹した90時間余りの移動も行いました。状況が非常に困難で、時折、余震が発生するにもかかわらず、隊員らは、必死に生存者を探し続けています。
中国地震局救援担当の責任者、黄建発さんは、「日本救助隊に感謝している。彼らは救助活動に大きく貢献をした。我々、救助隊員と被災地の住民は、日本の助けを忘れない」と語りました。
日本救助隊の活動は、地元の人々を感動させ、住民らは救援現場にインスタントラーメンやお湯の差し入れなどを行ったそうです。(翻訳:ooeiei)
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