日本駐在の中国大使である崔天凱氏が記者のインタビューを受けました。
質問:北京五輪の聖火リレーは日本で行われることは、どんな意義があるのか?聖火リレーは日本にどんなメッセージを伝えるだろうか?
崔大使:聖火は、五輪精神の象徴であり、平和、友情、進歩のシンボルでもある。全世界の人々が聖火のもとに、「より速く、より高く、より強く」という目標に向け、国、人種、民族、イデオロギーの違いを超え、ともに努力してほしい。
日本は、アジアで五輪を最初に成功させた国である。そして長野は、1998年冬季五輪の開催都市。長野市民を含む日本の人々は、五輪精神に強い共感を持っており、聖火リレーに強い関心を持っている。26日、聖火が長野に到着する。この日を数多くの市民が待ち焦がれていることを感じる。
日本は、中国のもっとも大切な隣国の一つであり、両国は、悠久なる深い歴史、文化的なつながりを持っている。北京五輪の聖火が日本で行われることは、両国民の友情をより深めるだろう。聖火リレーは、五輪に対する中国の人々の期待と愛を日本の人々に見せると同時に、両国人民の間の友情をさらに深めるだろう。
質問:中国大使館や日本政府が長野での聖火リレーのため取り組んできたことは?
崔大使:長野での聖火リレーの安全と成功を実現することは、中日双方の共同責任であり、強い願いでもある。主催側として、日本五輪委員会と長野市は、聖火リレーを非常に重視し、多くの予算や人材を投入してくれた。また日本政府や社会各界は、準備作業を積極的に支援してくれたと思う。200人余りの議員からなる「北京五輪を支持する国会議員連盟」が成立し、河野洋平衆議院議長が会長となっている。スポーツ界や各界の有名人、たとえば、野球の星野仙一監督、北島康介選手、福原愛選手などが聖火ランナーを積極的に引き受けた。これらの思いが我々にとっては励みとなった。
中国大使館にとって、今年上半期の最も重要な仕事は、聖火リレーへの協力である。大使館は去年12月、専門チームを作って、日本側とコミュニケーションを保っている。現在、チベット独立勢力の妨害のせいで、長野での聖火リレーは複雑な情勢に直面している。大使館は全力をあげて、聖火を迎える所存だ。中日双方の努力のもとで、長野の聖火リレーは必ずや成功裏に行われるだろう。
質問:一人のランナーとしての気持ちは?準備はどうか?
崔大使:中国大使として、聖火ランナーになって、リレーに参加できることは、非常に誇りに思っている。同時に、責任の重大さも感じている。一人のランナーは200メートルほどを走るだけだが、その意義は重い。一歩一歩を足を進めて、自分の使命を着実に履行し、聖火リレーに貢献したい。(翻訳:ooeiei)
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