ルーマニア社会民主党所属の欧州議会のアドリアン・セヴェリン議員は、10日、ブリュッセルで、欧州議会が採択したチベット情勢に関する決議は「不誠実で、先見性がなく、無責任なものだ」と非難しました。
ルーマニアの国営ロムプレス通信によりますと、欧州議会はチベット独立分子の違法活動という事実や中国の一貫した立場を無視して、この日、ブリュッセルで行われた全体会議で、反中国議員の提出したチベット情勢に関する決議を採択し、その中で、国連に独立調査チームをチベットに派遣するよう求めるとともに、欧州諸国に五輪の開幕式ボイコット問題で立場を統一させようと呼びかけました。
アドリアン・セヴェリン議員は会議が終わった後、メディアに対して、「この決議の採択は、一部の欧州議会の議員が人権問題を政治化していることを意味している。欧州議会はこの結果、チベット問題が最善の方向に向かって解決していくための影響力を失った。この決議案は無責任で、先見性がないもので、欧州連合と中国の関係を緊張化させるものになるだろう」と指摘しました。(翻訳:Yan)
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