5月6日から15日まで、日本の歌舞伎役者坂東玉三郎氏が中国の昆曲「牡丹亭」のヒロインを演じる中日合同公演が行われます。演目は「牡丹亭」のほか、歌舞伎の「楊貴妃」もあります。公演の場所は北京の伝統的な劇場、湖広会館です。

　坂東氏は、「牡丹亭」という演目の中で、中国語を使い、中国の男性役者2人とともに、一人のヒロインを演じわけます。そのほか、坂東氏の代表的な歌舞伎の演目「楊貴妃」を中国の観客に披露します。劇場湖広会館によりますと、この合同公演に合わせて、舞台を一部改装するということです。

　なお、この中日合同公演は、すでに3月6日から25日まで、京都の南座で行われました。600年以上の歴史を持ち、世界文化遺産にも登録されている中国の伝統芸能が、歌舞伎の発祥地の京都南座に登場し、日本人観客を魅了させました。（文・写真：任春生）