ロシア国防省の報道官は3月31日、「『露米攻撃用戦略核弾道削減条約』を土台にした攻撃用戦略兵器条約の制定に関するアメリカの提案を、ロシア側は受け入れられない」との考えを示しました。
この報道官は「アメリカはこのほど、『米ロ攻撃用戦略核弾道削減条約』に基づき、ある程度の透明的措置を講じて、第1段階の攻撃用戦略兵器削減協議に取って代わるもの打ち出した。これに対しロシアはこの第一段階条約の中にあるすべての制限と監督メカニズムを留保することを希望すると同時に、まもなく行われるロシアとアメリカの大統領会談で、アメリカにこの立場を変えるよう希望する」と述べました。
別の報道によりますと、チェコのミレク・トポラーネク首相とアメリカ国務省のジョン・ルード国際安全保障担当次官はそれぞれ、マスコミに対し、チェコとアメリカが、チェコでミサイル防衛基地設置問題に関する協議に近いうちに達成することを明らかにしました。
また、スティーブン・ハドリー国家安全保障担当大統領補佐官は3月31日に談話を発表し、ブッシュ大統領とプーチン大統領の会合は、東ヨーロッパでのミサイル防衛システム配備問題で見られた双方の意見の食い違いをなくす上でプラスになるとの考えを示しました。
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