ギリシャオリンピック委員会のキリアコウ会長は29日アテネで、「オリンピックを政治化すべきではない。北京オリンピックの成功を祈る」と述べました。
現地時間の29日午後、ギリシャオリンピック委員会と北京オリンピック組織委員会はアテネで共同記者会見を開きました。キリアコウ会長は記者の質問に答え、「聖火リレーの目的は、全世界にオリンピック精神を伝えるためである。一部の人々がこの機会に、自らの政治的な主張を唱えるのは、許されないことだ」と語りました。
キリアコウ会長はさらに、「オリンピックそのものは、政治にかかわるべきではない。これまでのオリンピックの開催の中で、異論が出るのは避けられないが、いずれも一時的なものだった」と述べました。
北京オリンピック組織委員会の王偉副議長は、「私はキリアコウ会長の意見に賛成する。われわれは、オリンピックの精神を発揚するためにここに来たのであって、喧嘩をするためではない」と語りました。
また、記者会見で、キリアコウ会長は北京オリンピックに祝福の意を表し、「私は、北京オリンピックの円満な開催を願っており、中国の人々がすばらしいオリンピックを成功させるよう希望する」と語りました。
(翻訳:洋)
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