中国外務省の秦剛報道官は26日北京で、アメリカ側が台湾への武器売却と台湾との軍事関係を中止するよう改めて要求しました。

　報道によりますと、アメリカ国防総省は、4基の弾道弾ミサイルの部品を去年秋に国防総省の後方勤務部門が台湾に誤って輸送しましたが、アメリカ側は、今、これら部品を自国に送り戻している最中だと言うことです。これについて記者からコメントを求められた秦剛報道官は、「中国側はこのことに非常な関心を寄せ、強い不満を覚えており、すでにアメリカ側に厳重な申し出を行い、この件を徹底的に調査し、適時に中国側に詳細な状況を通告し、これによって生まれた悪影響を取り消すようアメリカ側に要求した」と述べました。

　秦剛報道官はさらに、「アメリカ側が中米間の共同コミュニケで示した約束をしっかりと守り、台湾海峡両岸の平和と安定、及び中米関係の健全で安定した発展を損なわないため、台湾への武器売却と台湾との軍事関係を中止するよう中国側は改めて督促する」と強調しました。