シリアの主要紙『シリア・タイムズ』は13日、シリア外務省の声明を引用し、「アメリカが11日発表した『2007年国別人権報告』の中でのシリアの人権状況に対する非難は、政治的な行為であり、客観的ではなく公平に欠けている」と指摘しました。
シリア外務省の声明は、「アメリカ政府が客観的な評価を下すのなら、自国を人権侵害国家リストに組み入れるべきだ。キューバーのガンタナモ監獄、イラクのアブグレイブ刑務所などの秘密監獄でアメリカがやったことは、アメリカが人権を公然と踏みにじっている証拠だ。ホワイトハウスが厳刑の禁止法草案を否決したことも、さらにこのことを証明している」と語りました。
この声明は、また、「イスラエルのガザ地区で人権を侵害し、児童を殺害するというイスラエルの暴行をアメリカ政府は無視した。これは、アメリカが人権を尊重していない表れであり、これでは、ほかの国の人権状況を評価する資格などはない」と強調しました。(翻訳:李軼豪)
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