11日開催された「鋼鉄業界創業と発展」記者会見の席上、鉄鋼業界5人の全国人民代表大会(全人代)代表が国内外メディアからの質問に答えた。中国鋼鉄工業協会会長で鞍鋼集団総経理の張暁剛氏は、今後3年間、中国国内鉄鋼業界ではM&Aが相次ぎ、史上最大の業界再編が進むとの見解を示した。2010年までに、国内鉄鋼メーカー数は大幅に減少、現在の上位10社の全国生産シェアは50%以上になるという。「中国証券報」が伝えた。
同氏はまた、鉄鉱石価格の高騰による生産コストの上昇は、必然的に川下業界へのマイナス影響となって現れるだろうと述べている。ただ川上・川下企業は一般的に長期にわたる協力関係を構築しており、双方が価格変動およびそのタイミングについて同意することは困難ではないと同氏は語る。さらに同氏は、中国鉄鋼業界の莫大な原材料需要は、必然的に関連企業の海外進出をもたらし、企業は資源を求めて海外の川上企業に対し戦略的投資を行うだろうと指摘している。(編集HT)「人民網日本語版」
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