中国銀行グローバル金融市場研究部が26日発表した報告によると、さきの大雪・大雨・凍結災害の影響を受けて、2月の消費者物価指数上昇率(CPI)は8.3ー8.7%に達し、1996年以来の新記録を更新する見込みだ。
同報告によると、1月の一連のデータをみると、同月の食品類価格上昇率には大雪災害の影響が現れていない。だが大雪災害の野菜や飼育家禽類への影響は短期的に回復することが難しいため、2月の食品類価格に反映して、同月の食品価格上昇率は前月比6~7%上昇し、前年同月比では22ー25%の上昇になることが予測される。同時に、CPIの14%を占める住宅類価格も今度一定期間は上昇傾向を維持する見込みだ。
同報告は、CPIがたびたび新記録を更新していることを受け、中国人民銀行(中央銀行)は3月下旬にも金利引き上げなどのツールを用いてインフレを緩和させると分析する。(編集KS)「人民網日本語版」より
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