中国政府代表団の孫勤団長は17日、IAEA・国際原子力機関の第51回定例会議の一般討論で発言し、核エネルギーの平和利用を支持するという中国政府の一貫した立場を改めて強調しました。
孫勤団長は、中国の原子力発電の状況を紹介した際、「中国は、原子力発電プロジェクトの実施を速めると同時に、高温ガス炉、高速中性子炉などの未来性のある発電技術の研究にも力を入れている。また、中国はIAEAが主導した革新型原子炉と国際的な燃料循環システムに参加している」と語りました。
世界の核エネルギーの発展課題について、孫勤団長は、「IAEAは加盟国のニーズを満たし、核燃料の供給を確保し、世界の原子力分野における新しい状況に対応しなければならない」と述べました。
孫勤団長は、更に「核拡散防止の分野で、IAEAはその責務を真剣に履行している。また核兵器の拡散や核テロ活動の防止する面でも重要な役割を果たした」と述べました。(翻訳:玉華)
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