中国証券監督管理委員会はこのほど発表した「中国資本市場発展報告」の中で、2020年をめどに、中国資本市場の発展に向けて次の8つの措置を重点的に実施するとの方針を明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
(1)政府と市場との関係を正確に処理し、法律と監督管理システムを整備し、公正で透明性が高く効率のよい市場を構築する。
(2)多層的な株式市場システムの構築を大いに推進し、さまざまな投融資ニーズに対応する。
(3)債券市場の市場化改革を推進し、債券市場の発展を加速させる。
(4)先物市場および金融派生商品(デリバティブ)市場を積極的かつ安定的に発展させる。
(5)企業の情報公開を強化し、企業統治(コーポレートガバナンス)システムを改善し、合併買収(M&A)市場の規模拡大を推進し、上場企業の市場撤退制度を整備する。
(6)公平で十分な競争が行われる局面の形成を促進し、国際競争力を備えた証券先物業界を構築する。
(7)対外開放を緩やかに推進し、国際競争力を備えた資本市場を構築する。
(8)資本市場の文化的発展を推進し、資本市場の持続的発展にプラスとなる生態環境を創出する。 (編集KS) 「人民網日本語版」
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