主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が9日、東京で開かれました。フランスと米国のメディアは、「この会議は、世界金融市場が大きく揺れ動いている最中に開催されたが、金融市場の混乱をなくす『特効薬』を提供することはできなかった」と指摘しました。
AFP通信は10日、G7に関する報道の中で、「会議は、金融市場の混乱を解消する方法を見い出せなかった。投資家の緊張感は緩むことなく、市場はこれに失望するだろう」と述べました。また、関係者の話を引用し、「当面、金融市場の混乱を停止させ、米国経済の衰退を避けるための措置が期待されている。しかし、米国経済の動きについて、意見の食い違いがあり、ポールソン財務長官を含む米国の一部高官は、いまだに『衰退』ではなく、『緩やかな成長』という言葉で米国経済の未来を説明している」としました。
また、AP通信は、「主要7カ国は、会議で適当な措置を取ることにより、金融市場を安定させると約束したが、具体案が出なかった」と述べました。(翻訳:GK)
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