日本の福田康夫首相は26日、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会で気候変動に関する「クールアース推進構想」を打ち出しました、この構想は今年7月、日本で開催される主要国首脳会議で討議されることになります。
福田首相はこの中で、「クールアース推進構想は、ポスト京都の枠組による温室効果ガス削減計画、国際環境協力と技術革新という三本柱によって実施したい」と述べました。
福田首相は今回の年次総会で、ポスト京都議定書の枠組みづくりをできるだけ早く行うことと、エネルギーの利用効率を最大限高めるよう呼びかけたほか、「発展途上国に環境保護支援を提供することが、国際環境協力の重要な構成部分である。日本は総額100億ドルの融資プロジェクトをスタートさせ、このプロジェクトを通じて、温室効果ガスの排出削減の面で発展途上国と協力を行っていくつもりだ」と述べました。
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