(社団法人)日中友好協会の主催による第25回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会が13日、東京日中友好会館で行われました。大会には、大学生部門8名、高校生と一般部門12名、合計20名が出場し、競い合いました。
これら20名の弁士達は、北は北海道、南は熊本県から訪れたのですが、中には大学生や高校生、また自営業の方もいれば会社員と家庭主婦もおられました。
大学生部門で一等賞を獲得した若杉さんは中国語を勉強するきっかけについて「中国に行ってみて中国がいいなと思って、また中国語が話せればいいなと思って中国語を勉強し始めた。最初はラジオ講座を聴きながら勉強した。二年間独学で勉強した。そして、大学に入って中国語を勉強している。これからも勉強を続けていきたい。できれば中国の北京大学に留学したいと考えている」と嬉しそうに言いました。
神奈川県立外国語短大付属高校三年生の塚田久留美さんと自営業の松下朋香さんは、それぞれ高校生と一般部門で一等賞と三等賞を射止めました。
松下さんの話しによると、彼女は中国語を勉強するきっかけは、そのお父さんが勤めていた会社に台湾の人がおり、二人が友達となった。それで、中国語を習い始めた。それは松下さんが中国語を勉強するきっかけだったそうです。
松下さんは「日本の専門学校で勉強したり、北京に短期留学をしたりしてあわせて4年間勉強した。北京で留学中一番印象的なのは故宮博物院だ」と言って、さらに中国語で「本当に偉大だ。とても綺麗だった」と付け加えました。松下さんはまた、発音と四声が一番難しく、とても苦労しましたが、これからは一層努力をし勉強し続けていきたいととても明るい声で言いました。
(社団法人)日中友好協会主催の全日本中国語スピーチコンテストは今年で25回目を迎えました。当協会理事で日本大学客員教授をされている輿水優さんは今回のスピーチコンテストについて「今までに比べて、今回は大学生は勿論、高校生の参加人数も前より増え、会社員や家庭主婦といった社会人も参加した。画期的な大会と言える。これからの大会の方向を決めるのに参考になる。高校生の中国語のレベルが大分向上したのは今大会の特徴の一つだ」と言いました。さらに中国語の学習について「本ばかりを読むじゃなくて、中国語の音を聞くのが一番大事である。今日本には、中国語関係の音声教材が沢山あり、努力すればいくらでも入手できるし、中国語の音に接することができる。繰り返し聞くのは中国語のレベルアップにはつながる」と中国語を勉強する際のアドバイスを出しました。
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