イスラエルのオルメルト首相は9日、「東エルサレムで建設中のユダヤ人入植地のプロジェクトを停止しない」と表明しました。
オルメルト首相はこの日、イスラエル訪問中のアメリカのブッシュ大統領と会談した際、「イスラエルは、ヨルダン川西岸の違法ユダヤ人入植地のプロジェクトを中止するというアメリカ側の要求を受け入れることはない」と述べました。
会談後の記者会見で、オルメルト首相は、「イスラエルの入植地問題に対する態度ははっきりしている。イスラエルの入植地の位置づけはほかの入植地と異なるものである。イスラエルはヨルダン川西岸で進めている入植地建設を隠そうとしていない。これをこれから展開する和平交渉のプロセスの中で検討するつもりである」と語りました。
これに対して、ブッシュ大統領は、「イスラエルとパレスチナの和平交渉には、違法入植地の撤去を盛り込まなければならない」と強調しました(翻訳:KH)
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